カロタセグの衣装

今回の展示の中でとても印象的なのがカロタセグ地方の衣装です。

カロタセグ地方は、西カルパチア山脈にほど近い、丘のふもとに

隠れるようにして点在するいくつかの村でできています。

上地方、下地方、そしてナーダシュ地方の3つに大きく分かれ、

それぞれが個性を持ちながら、1つの文化を共有してきたそうです。

(谷崎聖子著「カロタセグのきらめく伝統刺繍」より)

地方によってその衣装も特色が異なります。

昨日もご紹介しましたこちらの衣装が上地方のもの。

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古くからの色やデザイン、スタイルを守り続けているそうです。

そして、竹永さんが描かれた上地方の衣装のイラスト。

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こちらは、華やかで新しいものを好むナーダシュ地方の衣装。

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ビーズでびっしりと埋め尽くされたベストはぜひじっくり見ていただきたいです。

 

こちらはエプロン。

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カロタセグ地方のエプロンの特徴は生地の縦に2~3本の長く連なった

「クテーシュ」という装飾がされたつなぎ目部分だそうです。

画像の右はクテーシュ部分のみを展示しています。

他にビーズの頭飾りなどもありますので、またご紹介しますね。

それから、本日25日午後は東京からイラストレーターの竹永さんが来て

くれますよ。谷崎さんも夕方には来店予定です。

素晴らしい衣装や作品がたくさん並んでますので、ぜひご来店くださいね。